相続の基礎知識

特別受益

特別受益、特別受益の持ち戻し

【特別受益とは】

相続人の中に、被相続人から特別の利益を与えられた者がいる場合、遺産についてもこの相続人が他の共同相続人と同じ割合の相続財産を取得できるとすれば、相続人間で不公平が生じてしまうことになります。

そこで、共同相続人間の公平を図ることを目的として、被相続人から特別扱いを受けた(財産を受領した)相続人について、相続分の算定において法定相続分の割合を修正する(もらう財産を減少させる)という制度を特別受益制度といいます。

民法では、特定の共同相続人が被相続人から以下のような財産上の利益を受けた場合には、特別受益制度の対象となると規定しています。

①被相続人からの遺贈を受けた場合

②婚姻若しくは養子縁組のための贈与を受けていた場合

③生計の資本としての贈与を受けていた場合


このように生前特別に被相続人から受けた利益は一度、遺産総額に合算して改めて遺産全体を相続の対象として法定相続分を算出します。

これを「特別受益の持ち戻し」といいます。

具体的な計算方法については、弁護士までご相談下さい。

★相続法の改正により、夫婦の一方(婚姻期間が20年以上)が他方に居住建物又はその敷地について遺贈又は贈与した場合、当該被相続人は、その遺贈又は贈与について「特別受益の持ち戻し」の規定を適用しない旨の意思表示をしたものと推定されることになりました。
そのため、夫婦間の贈与においては、持ち戻しがされない場合があります。

PAGE TOP