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解決事例
多数の不動産がある相続において、中間的に不動産売却の合意をしたうえで現金換価し、一部の不動産を取得したうえで、代償金の支払いを受けられた事例2020年11月12日更新
- 事案の概要
- 被相続人は、多数の不動産を所有していたところ、遺言を残さず相続が開始したため、相続人間で争いが生じ、数年間遺産分割協議が成立していませんでした。
不動産の管理も大変になり、いい加減整理したいとの要望があり、ご相談にいらっしゃいました。
- 依頼者のご希望
- ご相談者としては、一部不動産を取得したいものの、取得分の代償金を支払う資力はないため、どうやって解決したらよいかわからないと相談がありました。
また、このままの状態が続けば、自分の相続人にも迷惑がかかる恐れがあり、他方、老後の生活のために現金も欲しいとの要望がありました。
- 解決内容
- すでに任意での話し合いが成立していなかったこともあり、即座に遺産分割調停を申し立てしました。調停では、取得を希望する不動産、希望しない不動産等を整理し、不要な不動産は売却することを中間的に合意したうえで、高値で売却できるよう手配し、現金化しました。
そして、現金化した金銭で、代償金の調整を行い、最終的には、依頼者は自己が取得を希望した不動産及び数千万円の現金を取得して、解決できました。
- 依頼者の声
- 複雑な財産状況でも適切に遺産を整理し、迅速、解決手段を提示してくれて、最終的には自分の希望通りの解決ができたため、満足しています。
しかも、現金での分配も受けたため、老後の心配もなくなり、安心して生活できます。
- 弁護士からの一言
- 不動産が多数ある場合の相続事件は、不動産の価値や売却予想、換価方法など多くの実務的知識が必須です。法律家でも不動産取引実務に精通している専門家は少ないので、多数の不動産がある相続事件では、ぜひ相続と不動産二つに精通している弁護士に相談されることをお勧めいたします。
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